どーも、たな坊(@tanabou_blog07)です!
普段ブログを書くときはテレビを消しているんですが、たまたま嫁ちゃんが見ていまして。
なんだか「チルい」という言葉が最近、若者の間で流行してるだとかなんとか。
あまりにもこの言葉を連呼していて気になり、調べてみました。
なんかアイキャッチが意図せず”世にも奇妙な物語”っぽくなっちゃってました。
気のせいかな。
「チルい」とは
「チルしてた」「チルい」などと使うらしいのですが、「チル」というのはヒップホップ用語で
「落ち着いた」という意味の「Chill out(チルアウト)」が語源で「まったりする」「くつろぐ」などの意味で使われているそうです。
引用元 SNS MAP
ということらしい。
私が見たのは、中居くんが司会をしている番組で「チルい」を体現している若者2人をゲストに招き、その日常をVTRで見るという番組。
そこではたわいもない日常を過ごすイケメン君が映し出されていました。
公園で缶ビール片手に仲間と昔話をする姿や、部屋の中でルービックキューブやウクレレを弾く姿。
よくわかんないけど、これが「チルい」らしい。
居酒屋で飲むのではなく、公園ってところがミソ。
ちなみに、ルービックキューブやウクレレも、ガチのテクニックを駆使して、めちゃくちゃ上手にやっちゃうのはNG。
また、もう一人の男性はお気に入りのカフェで作業をしている姿が映し出されてました。
よく見る光景ですが、デジタル機器を使わないで作業をしている姿が、これまた「チルい」らしい。
パソコンとかスマホでの作業は当てはまらないようですね。どないやねん。
確かにそのVTRでは、鉛筆と紙を使って絵を描いていました。
出来た絵はこんな感じ。
ちょっと横目で見ていたので、何の絵かわからなかったんですが、海をバックに多くの人が描かれているような感じ。フェスですかね?
この絵もまた「チルい」そうです。
「エモい」との違い
よく聞く若者言葉に「エモい」ってのもありますね。
エモいとは、感情が高まって強く訴えかける心の動きを表す形容詞で、英語の「emotion」が形容詞化したものです。
一般に使われ始めたのはごく最近ですが、音楽シーンでは以前から使われていました。
音楽シーンにおける「エモ」とは、パンクロックの一種である「エモーショナル・ハードコア」の略称。
引用元 ねとらぼアンサー
英語の”emotion”からきている言葉。
感情に訴えかけてくる曲を聞いた時なんかに
「この曲マジでエモい」みたいな感じで使うことが多いそうです。
ややこしいから整理すると
- チルい→まったりする、くつろぐ
- エモい→感情的、叙情的
正直、さっき紹介した番組を見たとき、はじめて「チルい」を知ったわけですが、「エモい」と何が違うのかわかりませんでした。
口に出して「うわ、これエモい!」とか使うことはないですが、「これが多分エモいってやつなんだろうな」って思ってたのが「チルい」として紹介されてたんですね。
この説明もややこしい。
例文を使ってみた
実際にありそうなシチュエーションで「チルい」と「エモい」を比べてみます。
いい加減決着をつけましょう。
チルい
夕暮れを見ながら、ビール片手にこの曲を聞いてる時間が最高にチルい
こうでしょうね。
そして、そのシュチュエーションにハマるのが”リップスライムの黄昏サラウンド”とかでしょうね。
なんとなく心が穏やかになるような、落ち着くような、そんな雰囲気。
写真であらわすなら
これとかでしょうねー。
画像サイト”Unsplash”でchillって検索したら一番上に来てた画像。
本当にウクレレ弾いてました。
ちょっと時間あるからチルらない?
動詞として使うこともあるようです。
この場合はさっきの写真のような「まったりとした時間を一緒に過ごさない?」って感じで使われます。
エモい
この曲のこの部分がマジでエモすぎる!
基本的に「チルい」と「エモい」は音楽とセットで使われることが多いです。
語源がそれぞれ”HIPHOP”と”ROCK”から来てるからでしょうね。知らんけど。
代表曲は”フジファブリックの若者のすべて”ですね。
CMとかでも流れてて、志村さんの声を聴くと言い表せない感情になってたんですけど、あれが「エモい」ってやつだったんですね。
写真であらわすならば
これです。
「魂の音を聴いてくれ!」って感じのこの1枚。
細いマイクを通してエモが溢れ出てるのが伝わります。
あのラッパが拡声器に見えてきました。また、モノクロってのがエモいんですよね。
例文からの気づき
2つの言葉の違いが曖昧でしたが、例を出してみるとすごく腑に落ちませんか?私はしっかりと理解できました。
ってか全然違うんですね。
ちょっと前の自分が恥ずかしくなりました。
ちゃんと使い分けれるようにしましょうね。
チルい pic.twitter.com/V2yV8itLnO
— カクさんに未来はない@NoFuture (@kakunarahara) November 10, 2019
これは「チルい」んですね。「エモい」もいけそうな写真ですけどね。
やっぱ難しいわ。
個人的な見解
さんざん取り上げてきた「チルい」ですけど、はっきり言って定義がめちゃくちゃ難しい。
というか恐らくないですね。定義なんてものは。
「コレがチルくて、コレはチルくない」なんて言う論争は無駄です。無駄無駄。
その人自身が「チルい」って感じたら「チルい」んです。
ただ、一個だけ抑えておきたいポイントがありまして、まあまあ調べたんで間違いないとは思うんですけど(暇かいっ
”自分に酔ってる”てのがポイントです。
陶酔感ですね。
言ったら冒頭の、「公園で缶ビール飲みながら仲間と昔話に花を咲かす」なんてのは、そこらへんのおじさんもやってますよね。
けどおじさんは「チルい」に入らない。
これは、「俺たち今、最高にチルいことしてる!」っていう自覚があるかないかの差なんです。
おじさんはその意識ないですよね。普通に公園で飲んじゃってる。そもそもそのワードを知らない。
一方、若い子なんかはその自覚がありますし、なんなら「チルい」ことをしに行ってますからね。
目的が”公園で仲間と飲む”ではなくて、”公園で「チル」する”になっちゃってるから。
そこの違いです。
まとめ:「チルい」について
テレビ番組きっかけで知った今回の「チルい」。
若者のあいだでは、本当にごく普通に使われているんでしょうね。
まだまだ若いつもりでいましたけど、全然ついていけてない自分にビックリしてます。
もうビックリ超えてクリビツです。
ちょっと前は「マジ卍」とか「おこ」とかもありましたけど、言葉のアップデートはやすぎるわ。
30超えたイイ歳のおじさんが、この辺の言葉を使うときってギャグ感覚で使いますもんね。
ギャグ感覚で使ってる意識がある人は漏れなく”おじさん”もしくは”おばさん”。
この記事だけで「チル」ってワードを30回近く使ってました。そろそろ「しつけーよ!」ってクレームきそうなんで終わりにします。
以上っ!
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