どーも、「教育」に教育された
たな坊(@tanabou_blog07)です!
今回は東京事変の1stアルバム「教育」についてお伝えいたします。
東京事変の概要についてはこちらをお読みいただければと思います。
1stアルバム「教育」について
東京事変第一期メンバーによって制作されたアルバム。
もともとは椎名林檎のバックバンドを担当していたメンバーで構成された第一期。
このアルバムの制作背景には以前からバンドとして作品を残したい考えがあったことを後日談として残しています。
「今の段階ではひとりきりで作る音楽はやり終えている」と語った椎名林檎が、以前からの夢であったというバンド形態でリリースした初のアルバムで、椎名自身は「〈おもちゃ箱をひっくり返したような〉と言ってもらえるようなアルバムを作りたかった」と話している
引用元 wikipedia
この当時、椎名林檎は自身の音楽活動にモチベーションを保てず迷いがあったようで、引退も考えていたそうです。
音楽活動を続ける上での延命措置的な役割があった東京事変。
教育の楽曲
そんな誕生秘話があったとはつゆ知らず、「椎名林檎がバンドをはじめた!」と知り、当時の私は何も考えずにただただ聴き倒していましたw
”群青日和”で鮮烈なデビューを飾った東京事変。1stアルバム教育ではこの群青日和を含む全12曲が収録されています。
一曲づつ簡単にご紹介いたします!
1.林檎の唄
ソロ時代のシングル曲”りんごのうた”のセルフカバー。バンドサウンドで激しめなロックにアレンジされています。
2.群青日和
東京事変としてのデビューシングル。テンポのいい爽やかなロック。
バンド構成にキーボードが入ったバンドを今まで聴いてこなかったので、初めて聴いた時はとても新鮮でした。
PVのラストシーンは今でも鮮明に覚えています!
3.入水願い
スローテンポな曲の入りから一転、サビで一気に激しくなる個人的に大好きなパターン!
ソロ時代の楽曲でいうと”シドと白昼夢”がまさにこのパターンですね。好き!
4.遭難
2枚目のシングル曲。事変ファンでも好きな人が多い王道ロック。
ライブでもよく演奏される曲で、会場のボルテージがイントロの段階で上がります!
5.クロール
ギターが前面に押し出されているロックチューン。「教育」の中でもいわゆる”バンド色”が強い楽曲。
6.現実に於て
ピアノだけで進行していく東京事変で一番短い楽曲。
ソロ時代の楽曲タイトルに習い、シンメトリーで構成されている教育の核となる曲で、次の”現実を嗤う”へとそのまま繋がっていきます。
7.現実を嗤う
”現実に於て”からそのままこの曲へと繋がっていきます。前編英詞で構成されていて、ピアノのメロディーが印象的な楽曲。
8.サービス
拡声器を使ったボーカルが特徴的な楽曲。メンバー全員の歌唱パートがあり、ライブではメンバー紹介的な要素で使われたりもします。
9.駅前
イントロの怪しげなピアノパートから光が差し込むようなサビへと転調していく面白い楽曲。
10.御祭り騒ぎ
全ての楽器がクリアに耳に入ってくるような楽曲。イントロのピアノのメロディが常にバックサウンドにあり、この曲を型作っているイメージ。
4thアルバム「スポーツ」の”絶体絶命”といいこの手のピアノの特徴的なメロディがある曲が個人的に好きです!
椎名林檎曰く「一生書けないようなポップな曲」
11.母国情緒
マーチングサウンドの楽曲。この曲は前述した「おもちゃ箱感」が色濃く出てると思います。タイトルも歌詞も、和を重んじる椎名林檎らしい詞。
12.夢のあと
アルバムのラスト曲。東京事変の締め曲で一番好きな楽曲です!アウトロですべての楽器が入り混じるラストがたまりません。
東京事変1stアルバム「教育」は椎名林檎ソロ時代の楽曲イメージに近い印象を受けました。
もともとソロ時代のバックバンドを務めていたメンバーで構成されているので、曲調やアレンジが近いこともあってだと思います。
個人的なイメージですが椎名林檎はグループよりも「個」な印象が強く、バンド形態ではあるけれども個人が奏でる音の集合体的なイメージ。
「トゲがあって殺気立っている、ちょっと近寄りがたくてヤバい音楽集団」
これが私が思う「教育」を世に送り出した第一期メンバー。
完全に個人的なイメージですがw
1stアルバム「教育」と合わせて見ておきたいDVD
東京事変は音源もさることながらライブがめちゃくちゃカッコいい!
ライブDVDも要チェックです!
Dynamite out
2005年におこなわれた初のライブツアー「東京事変 live tour 2005 dynamite!」を収録したライブDVD。
1stアルバム「教育」収録曲以外にも椎名林檎ソロ時代の曲も収録されています。
収録曲の選定、ライブパフォーマンスとかなり見応えのあるボリューミーな内容。
2ndアルバム大人に収録されている”スーパースター”、”透明人間”も入っています。
第一期と第二期を知っている方であればアレンジの違いが楽しめて二度美味しい!w
Electric Mole
2003年におこなわれた全国ツアー「椎名林檎 実演ツアー 雙六エクスタシー」を収録したDVD。
椎名林檎名義のライブにバックバンドとして東京事変が参加しています。
当初このツアーのために結成された東京事変でしたがこのライブを機にバックバンドではなく、正式なバンドとして活動を始めます。
後に椎名は東京事変での活動を表明した際のインタビューで「このツアーを行った後このメンバーとならやっていけると確信し、バンドとして再出発することを決めた」と語る。
引用元 wikipedia
東京事変の歴史を追う上でもこのDVDは一見の価値ありです!
このDVDは椎名林檎ファンはもちろん、東京事変ファンからも人気のある作品になっています。(口コミやレビューを見ての情報)
原曲を知っているといかにアレンジを特徴としているバンドかがわかります。
特におすすめしたいのが”真夜中は純潔”と”ドッペルゲンガー”!
この2曲のロックテイストアレンジがヤバいです。
真夜中は純潔
真夜中は純潔はトランペットとピアノをメインにしたSKA要素満載の曲なんですが、エレモではガッツリロックにアレンジしています。
テンポを少し上げてトランペットパートをギターの掻き毟るような演奏に切り替えています。
これが、めちゃくちゃカッコいい!
ドッペルゲンガー
ドッペルゲンガーでは「静」と「動」を演出。サビ前までの静かな演奏から一気に動に転じるゴリゴリにカッコいいアレンジが痺れます!
正直、原曲のドッペルゲンガーはそこまでハマらなかったんですが、これを聴いて印象がガラッと変わりました。
聴いている環境にもよると思いますが、ベースがビンビンに響いてくるので亀田さんをじっと見ていたい一曲!
この辺りのアレンジからも第一期の殺伐感がわかると思います。
他にも定番の”丸の内サディスティック”も原曲、第一期、第二期で全く違うアレンジを楽しめます。
丸サについては幕の内サディスティックと揶揄されるくらい多様なアレンジがありますw
まとめ
1stアルバム教育をベースに個人的な楽しみ方とDVDのススメをお伝えいたしました。
「教育」に関してはピアノメインの楽曲(現実に於て、現実を嗤う、駅前、夢のあと)とギターメイン(入水願い、遭難、クロール)の楽曲がイイ感じで混在している印象。
東京事変は活動時期によって全く違う楽曲のアプローチをしてくるので、時系列順に作品を辿っていくのが本当に面白いバンドです。
特に第一期と第二期では別のバンドレベルで違うので、好みが分かれるところではあると思いますがどちらも知っておくと全ての楽曲を楽しめますよ!
いつ聴いてもいい曲って色褪せないですね!
以上っ!
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