どーも、大人になり切れない
たな坊(@tanabou_blog07)です!
ここ最近、自分の中での東京事変熱が再熱いたしまして、ちょこちょこ記事につづっているわけですが、2ndアルバム「大人(アダルト)」は私が一番最初にドはまりした事変のアルバムになります。
タイトル通りの自分が今まで聴いたことないようなアダルティーな一作!
今回は第二期東京事変の一作目「大人」をお伝えいたします!
2ndアルバム「大人(アダルト)」について
東京事変メンバー交代後、初のアルバムになります。
1stアルバム「教育」からガラッとテイストが変わりました。これは新しく入ったメンバーのバックボーンがかなり影響してると思います。
ピアノ、キーボードの伊澤一葉は自身のバンド”あっぱ”の活動において作詞作曲を担当。音楽大学を自主退学後ジャズの教えを受けたようです。
繊細かつ正確でミスタッチのほとんどない演奏スタイル。
引用元 wikipedia
第一期のH是都Mはピアノを打楽器かのようにアクロバティックな演奏奏法をするのに対し、伊澤一葉は落ち着いてしっとりと弾きあげる印象です。
ギターの浮雲は自身のバンド”ペトロールズ”にてフロントマンを務めています。もともと父親の影響からカントリーが日常的に流れている環境で育ったようで、東京事変のギターにもそれが色濃くでています。
亀田誠治が「よほど意図的でない限り、8ビートのまっすぐなリフを刻むのは浮雲くんのカラーではない」と発言しているように、カントリーギターを思わせるアドリブ感のあふれる非常にテクニカルなギタースタイルが特徴。
引用元 wikipedia
私のような初心者から見てもわかるほどテクニカルなギターです!
楽曲の中でもワウペダルを多用するアプローチがあったり本当に変幻自在な印象。
加入前から椎名林檎の実兄にあたる椎名純平のバンドのギターを務めたり、椎名林檎の3rdアルバム 「加爾基 精液 栗ノ花」の制作に参加したりと親交がありました。
また、椎名林檎から音楽についての相談を受けていた背景もあります。
この二人の加入があり、東京事変は新たなスタートを切りました。
「大人(アダルト)」の楽曲
1stアルバムのロックテイストは残しつつジャズ、ボサノヴァ、演歌等のそれまでになかったような楽曲が特徴となっています。
アダルトチャンネルをコンセプトに制作されたとあるように、大人の色気を漂わせる全11曲が収録されたアルバム。シングル曲”修羅場”のアダルトバージョンも収められています。
一曲づつ見ていきましょう!
1.秘密
「大人」の一曲目。冒頭のドラムから引き込まれます。この一曲目から「あれ、雰囲気変わった?」って思えるような変化が伺えます。
一曲を通して跳ねるような演奏が特徴的。個人的にはピアノとギターが際立つ「新メンバー二人の紹介曲」みたいな印象を受けました。めっちゃ好き!
2.喧嘩上等
「メンバー代わって曲調も変わったけど、ついてこれない奴はよそ行って!」って感じのタイトルと曲調w
かなり激しい曲調だけど、キーボードを緻密で繊細な音色にすることでメロディアスに仕上げている乗れる一曲。
3.化粧直し
男女の別れを唄ったボサノヴァテイストな楽曲。割と物悲しい歌詞ですが曲のラストで楽器の加工音が入り乱れるように流れ「吹っ切れた」のを演出しているように聴こえます。
4.スーパースター
野球選手のイチローをイメージして作詞された楽曲。事変のバラードですね。
イチロー本人は万人のスーパースターにはなれないという考えを持っていて、歌詞の最後にある「私のスーパースター」って部分が響いたとインタビューで語っています。
5.修羅場 adult ver.
ドラマ”大奥”で使われたシングル曲。シングル版は「大人」に入れたくないという椎名林檎の意向からadult verとなっています。
これこそ東京事変の魅力と言い続けている”アレンジ”が存分に詰まった一曲!ライブ映像だけでなく音源で感じ取れるのが嬉しい限り。
「大人」を聴きすぎてこっちが原曲になっちゃってる人って多いと思うw
6.雪国
椎名林檎らしい和テイスト溢れる楽曲。椎名林檎自身は「演歌」だとしている。
怪しげなサウンドと妖艶な歌声がめちゃくちゃカッコいい。演歌と言われると確かに納得できる!
7.歌舞伎
各楽器のソロパートが設けられていることもあり、メンバー紹介的なかたちで使われることもある楽曲です。 ライブでのパートごとの演奏は要注目!
8.ブラックアウト
「大人」に収録されている中で一番癖がなくて乗りやすい楽曲。第二期のアダルトなロックに酔いしれられます!
9.黄昏泣き
ピアノのメロディーメインで進行するジャズテイストな楽曲。アルバム終盤に凄く合っています。ライブのアンコール一曲目とかに聴きたい!
10.透明人間
2018年からCMタイアップ曲として使用されているので聴いたことがある人も多いはず!明るくポップな曲調の亀田さん作曲の楽曲。ライブの定番曲でもあります。
11.手紙
伊澤一葉が以前組んでいたバンド「NAM」のセルフカバー。歌詞はタイトルの通り「手紙」になっており曲調と相まって涙が出そうになるような心に響く楽曲!
この楽曲に関してはこちらのブログで「第一期メンバーの二人に向けた歌詞になっているのではないか」と考察されていてます。
確かに、歌詞の中で「貴方はもう群青(あお)さに甘えずに戻らない路(みち)を選ぶと云っている」の部分の”群青=群青日和”と考えると、そうとしか聴こえません!
てか多分そうですねコレw
それを知ったうえで聴くと本当に心に染み入ります。ヤバい!
2ndアルバム「大人」は本当にアダルトに仕上がっていますね!
中でも”化粧直し”と”黄昏泣き”の対となっている2曲はこのアルバムを象徴する楽曲で、ロックテイストを前面に押し出した「教育」との違いを感じられます。
東京事変の魅力の一つに「あらゆるジャンルの音楽要素」というのが個人的にはあるのですが、第二期になってからより一層その部分が顕著に出てるなーと感じさせられました。
今までいわゆる邦楽ロックを中心に聴いてきた私の感性をイイ意味で壊してくれたそんな1枚!
2ndアルバム「大人(アダルト)」と合わせて見ておきたいDVD
アルバムが素晴らしいのはもちろんですが、ライブもめちゃくちゃいいです!
Just can’t help it.
2006年におこなわれた全国ツアー「 “DOMESTIC!” Just can’t help it.」 の公演を収録したライブDVD。
新メンバー伊澤一葉と浮雲が参加した初の全国ツアーとなります。
このDVDのパッケージはかなりアダルト色でてますね。
「これは、まさか!メンバーの裸なのか!?」と勘ぐってしまうような、想像力を掻き立てられるパッケージw
内容としては「大人」の収録曲をベースに「教育」の楽曲やソロ時代の曲、カバー曲と納得のボリュームになっています。
ただ、、ライブとミュージックビデオが混在した構成になっているんで、とにかく見づらい!
「教育」を紹介した記事に”Electric mole”というDVDについても書いているんですが、あれもライブ映像にちょいちょい別の映像を挟み込んでいました。
しかし、このDVDはそれの比じゃない! ライブDVDとして買うとちょっと困惑するレベルw
DVDの構成としては「意義あり!」ですが内容は素晴らしいです!
特に”御祭り騒ぎ”がたまりません!ワウペダルを使った浮雲のギターからはじまるあのアレンジ!
原曲では焦燥感のあるトゲトゲしい楽曲ですが、このライブでは爽やかで心地いい楽曲に生まれ変わっています!
御祭り騒ぎは椎名林檎のソロライブでも割と演奏される曲ですが、私が聴いてきた中ではこのアレンジが一番カッコよくてお洒落!
まとめ
今回は2ndアルバム「大人」について書いてみました。
この記事を書いている最中もずっと作業BGMとして流しているんですが、改めて聴くと完成度ホント高いですね。
1枚のアルバムでこれだけテイストの違う曲を散りばめているのに、全く違和感を感じないのは、アルバムタイトル「大人」をメインテーマとして制作しているからでしょう。
第二期メンバー初アルバムはイイ意味で、第一期のイメージとは違った作品になってます!
初めて聴いた時がまだ学生の頃なので、あれから10年以上経ってますからねー。私もこのアルバムが似合う歳になってきました!
ロック好きな人でまだ東京事変聴いたことがない人がいれば是非!一回ハマる抜け出せなくなる中毒性があります。
好きなアーティストの曲でも飛ばしちゃう曲とかってあると思うんですけど、それがないのが凄い!捨て曲なしです!
以上っ!
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