どーも、東京事変が好きすぎる!
たな坊(@tanabou_blog07)です!
音楽シーンに欠かすことのできないジャンルROCK。今では音楽フェスが全国各地で季節問わずおこなわれています。
そんな日本の音楽シーンに多大な影響を与えた、私が愛してやまないバンド”東京事変”についてお伝えしていきます!
東京事変とは
2003年に結成された椎名林檎率いる5人組のロックバンド。
椎名林檎のライブツアーのバックバンドをおこなっていたメンバーで構成されています。
大枠としてのジャンルはロックですが、メンバーそれぞれ独自の音楽性を持っていてポップス、ジャズ、カントリー等のあらゆる音楽要素を含んだ楽曲が特徴。
2012年2月29日閏日に解散。
東京事変は2005年にメンバーの交代がありました。便宜上このメンバー交代から第一期、第二期と分けられています。
H是都Mは自身のバンド”PE’Z”の活動、 晝海幹音はソロ活動の兼ね合いで脱退しています。
東京事変の変遷
東京事変は楽曲制作に強いこだわりを持っているバンドで、アルバムによってテイストやメッセージ性が変わります。
バンドメンバーの入れ替えや、制作過程での心境の変化が作品に大きく関わっているので聴く側としては探求心がそそられます。
時系列順に発表したアルバムの概要と、個人的なアルバムのイメージをお伝えいたします。
- 2004年教育
東京事変のデビューアルバム。第一期メンバーで収録されたアルバムで、全体的にかなりロックテイストな作品。デビューシングル”群青日和”が収録されています。
- 2006年大人(アダルト)
第二期になって初めてのアルバム。教育のロックテイストから打って変わってジャズテイストなイメージ。収録曲”黄昏泣き”がまさに。
ドラマ「大奥」のテーマソング”修羅場”のアダルトバージョンも収録されています。
- 2007年娯楽(バラエティ)
- 2010年スポーツ
アルバム一曲目の開会宣言のような”生きる”から始まり、ラストの”極まる”まで全アルバムで一番統一感のある作品。(個人的に)
ウォータリングキスミントのCM曲になった”能動的三分間”が収録されています。
- 2011年大発見
メッセージ性の強い楽曲のタイトルが並ぶアルバム。まるでミュージカルを見ているかのように感じさせてくれます。
「バンドとしての楽曲」という思いが強く込められたアルバムで、作曲クレジットが共作になっている曲が多い。
- 2012年color bars
東京事変としての最後のアルバム。メンバー全員が作曲を担当している全5曲のミニアルバム。
全6作品のアルバムを残し解散しました。最後の作品となった”color bars”は5曲入っているボーナストラック的なイメージですね!
東京事変の楽曲の楽しみ方
東京事変の活動は椎名林檎の心境が大きくか関わっていて、インタビューなどで語った言葉を読み解くことでより深く楽曲を楽しめます。
特に第一期からメンバーの変更があった際には「実力があるけど陽の目を見ない才能を、世間に通用させるまでのプロジェクト」として東京事変の活動をシフトしたとあります。
この過程について椎名は「学習機関に始まり『教育』、職業訓練校、研究室・実験室を経て『大人 (アダルト)』〜『スポーツ』、最終的にメンバー各々がそれぞれ独立して稼働できる生産工場となった『大発見』」と表現した
引用元 Wikipedia
この表現を知ってから楽曲を聴くと、また違った印象で聴くことができます。
ちなみに椎名林檎のソロ時代からの”こだわり”も健在です!
教育~スポーツまではアルバム収録曲のタイトルがシンメトリーになっていて、大発見~color barsはタイトル名が7語で統一されています。
ファンとしてはアルバム収録曲のタイトルも楽しみの一つになっています。
対になっている曲を聴き比べてみたりするとまた違った発見があります。
この細かいこだわり一つ一つがエンターテイメントですね!
東京事変4thアルバム「スポーツ」
今まで様々な音楽を聴いてきた私が一番好きになり、一番聴き込んだアルバム「スポーツ」。
東京事変の楽曲の項でも触れましたが、アルバムを通して統一感を感じられるところが個人的に好きなポイント。
一曲づつ簡単にお伝えいたします!
もう本当にカセットテープ時代だったらテープがデロデロになるくらい聴き込みましたw
1.生きる
まさに開会宣言!アルバム一曲目にふさわしい曲です。冒頭1番はピアノとボーカルだけで進行していき、2番からバンドサウンドを加える結構トリッキーな楽曲。
最初に聴いた時は正直ピンときませんでしたが、聴き込むほどに引き込まれていきます。恐らくこのアルバムを聴き込めるかどうかは、この曲が好きになれるかで決まります。
2.電波通信
イントロのドラムから乗れます!タイトル通り電子音バリバリのロックチューン。シンセサイザーがピコピコしてますが実は事変屈指のドラムが映える曲。
ROCK好きで東京事変に興味持った人はハマると思います。
3.シーズンサヨナラ
この曲を一言で表すと爽快なロック。このアルバムで一番乗りやすいのが電波通信からシーズンサヨナラの流れだと思います。
4.勝ち戦
全編英詩の楽曲。ここまでの流れから変わりスローテンポになります。ギターサウンドが映える事変らしいロック。
5.FOUL
娯楽(バラエティ)に収録されているOSCAに通ずるようなバンドサウンドゴリゴリ系の楽曲。東京事変では割とよく使われる拡声器+ホイッスルで目まぐるしく展開するライブパフォーマンスも必見!
6.雨天決行
FOULから一転、可愛らしい楽曲。バックで流れるメトロノームとバックコーラスが晴れやかな気持ちにさせてくれます。伊澤一葉曰く「椎名林檎が歌うことを意識して書いた女性にしか歌えない曲。」とのことw
7.能動的三分間
CMのタイアップとしても使用された楽曲。ライブではモニターに秒数が映し出され、3分きっちりで終わる演出がたまりません!
浮雲歌唱パートが忘れられません!
8.絶体絶命
スポーツで一番好きな曲!イントロのピアノパートがずっとバックサウンドにあり、一定したリズムを作っています。一見単調に聴こえますが、これがすごく心地いい!
曲自体はポップな感じ!
9.FAIR
イントロのゴリゴリなギターと優しいキーボードのコントラストがバキバキにカッコいいw
歌よりもサウンドに耳が持ってかれる楽曲です。初見だと聞き逃してしまいそうですが、これはおそらく巷で噂のスルメ曲ってやつ。
10.乗り気
シンセサイザーとギターの高音を多用したサウンド。FOULをもう少しポップに落とし込んだような楽曲。
11.スイートスポット
全編英詩の楽曲part2。
アルバム終盤にすごくマッチする落ち着いていてしっとりした楽曲。アダルトな雰囲気が漂います。
12.閃光少女
シングル曲かと思ったほど聴きやすくて入りやすい楽曲。
スイートスポットと極まるの間にこの爽やかなロックチューンを持ってくるあたりが凄くイイです!伊澤一葉が珍しくギターを弾く曲!
13.極まる
これはもう閉会宣言ですねw
オーケストラアレンジとかしたらハマりそうな壮大な楽曲。締めの一曲ですね。
このアルバムは飛ばさないでそのまま頭から聴いて欲しいです。
序盤の爽快感漂う流れ→中盤少ししっとりとアダルトな雰囲気→終盤に向けてもう一度盛り上がり→最後でしっかり締める。聴きごたえのある一枚になっています。
東京事変を聴いたことがない方から、スポーツを深く聞いてこなかった方までおすすめできるアルバムです!
スポーツ収録曲からみた東京事変の楽曲
ここまで「スポーツ」をざっと紹介してきましたが、東京事変は私が一番好きなバンドなのでぶっちゃけ全部おすすめですw
個人的にスポーツ収録曲にテイスト、ニュアンスが近い曲を紹介します。
もしこの記事きっかけで「スポーツ」を好きになった方がいたら、そのまま東京事変の別の楽曲に興味を持ってもらえればと思います。
電波通信→絶対値対相対値(大発見)
シーズンサヨナラ→ブラックアウト(大人)
勝ち戦→ドーパミント!(大発見)
FOUL→OSCA(娯楽)
雨天決行→ランプ(娯楽)
能動的三分間→修羅場(大人)
絶体絶命→透明人間(大人)
FAIR→某都民(娯楽)
乗り気→黒猫道(娯楽)
スイートスポット→恐るべき大人達(大発見)
閃光少女→21世紀宇宙の子(大発見)
極まる→落日(カップリング)
完全に独断と偏見ですw
1stアルバム”教育”は東京事変というより椎名林檎ソロ時代の楽曲に近いイメージ。個々の独立したサウンドで殺伐としたトゲのあるロックチューンという印象の1stに対し、全体的にバンドとしてのサウンドを意識した2nd以降のアルバム。
第一期から第二期に移行する際の、メンバー変更と意識の変化がとても大きく左右しているんだと思います。
DVD「ウルトラC」
4thアルバム「スポーツ」の発売ツアーとしておこなわれたライブ映像を収録したDVD。
このライブDVDのセットリストがヤバいです!
特に絶体絶命から能動的三分間までの流れが、楽曲とステージ演出の両方でヤバすぎます。
事変の中でも特にロックテイストな楽曲をMCなしのノンストップで繰り広げる、ファンなら生唾垂れ流してくぎ付けで見ちゃうやつw
東京事変と言えばライブのたびに全く違う曲かのようなアレンジを披露することでも有名ですが、このDVDに関してはアレンジが少ない印象でした。
スポーツの発売ツアーでもあるので原曲をそのままお届けってことなのか、スポーツの完成度が高くアレンジの必要がないのか。
とにかく大満足の一枚です!車のDVDをずっと占領してますw
まとめ
椎名林檎ソロ時代からずっと聴き続けてきた私が一番好きなアルバム「スポーツ」。
音楽をほんの少しかじっただけの私でもわかる、緻密に計算されたサウンドと世界観が少しでも伝われば幸いです。
ただ、個人的に東京事変の一番の魅力はライブパフォーマンスと多様なアレンジだと思っているので映像から入るのをおすすめします。
「ウルトラC」についても少し書きましたが、他のDVDも魅力にあふれています。
気になった曲が見つかればその曲が収録されているDVDからでも是非!
もっと言えば直接ライブを見たいですけどね、、解散してしまいましたからね、、
2020年の東京オリンピックあたりにしれっと復活しないかなーなんて思ってますw
ってかして欲しいです!マジで!
以上っ!
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