どーも、眼鏡屋勤務の
たな坊(@tanabou_blog07)です!
ここ最近ファッション感覚でメガネを掛ける方が増えてきました。
私が小さかった頃は”メガネ=陰キャ”みたいな風潮がありましたが、時代の変化とともにお洒落の代名詞として浸透してきました。
私含め、メガネを常時掛けてる人には生きやすい時代になりましたねw
そこで今回はメガネを使ってて一番多い悩み、メンテナンスについてお伝えいたします。
お手入れ方法
結論から言うと、水洗いで問題ありません。
ここで終わってしまうとなんの為にもならない鼻くそ記事になってしまうので、もう少し掘り下げていきます。
メガネは大きく分けて2つに分類されます。
- メタル
金属系のフレーム全般を指します。素材としては合金やチタンが一般的。 - セル
プラスチック系のフレーム全般を指します。セルロイド、アセテート、最近よく使われる樹脂素材も便宜上セル枠と呼ぶことが多いです。
今あげた素材のものは水洗いして頂いて問題ありません。
レンズに関しても現在90%近くはプラスチック素材が使われています。
以前はガラスレンズが主流でした。
その名残でガラスレンズを使用している方もまだまだいらっしゃると思いますが、ガラスも水洗いで問題ありません。
すなわち、水洗いで良いわけです!
どうしても料理を作ってる際に飛び散った油汚れが気になったり、汗での汚れが気になる方は中性洗剤を使うとより衛生的です。
中性洗剤=食器洗い洗剤ですね!
ご家庭に一つは必ずあると思うので、1日1回気づいたときにでもやってもらえれば、鼻当て周りに”緑青”が出来ちゃうきったねーメガネにはならないと思います。
緑青(ろくしょう)とは、銅が酸化することで生成される青緑色の錆である。 銅青(どうせい)や銅銹(どうしゅう)ともいう。 銅合金の着色に使用されたり、銅板の表面に皮膜を作り内部の腐食を防ぐ効果や抗菌力がある。
引用元 wikipedia
メガネ屋の前とかに超音波洗浄機が置いてあるの見たことありませんか?
あれも水の中に中性洗剤を入れただけです。
実は手軽にお家で手入れできちゃいます。
注意点
眼鏡屋で働いてる中で割と遭遇する、やってしまいがちな間違ったお手入れ方法をご紹介!
お湯で洗う
コレ多いですねー。
「そんなことしねーよ!」って方も多いと思いますが、結構見受けられます。
お風呂に入ったついでに一緒に洗っちゃってる方は今すぐやめましょうw
プラスチックレンズは熱に弱いです。
そして思いのほかすぐやられます。
上の画像は熱によるコーティングのヒビ割れ(クラック)を撮影したものです。
この現象が起きる上で一番多いのが、先ほど上げたお風呂とサウナですね。
特にサウナは本当に多い!
居ますよね銭湯とかで掛けっぱなしの方。
コミュ力のある方は是非忠告してあげて下さい。
私はコミュ障なので出来ません。すみません、、
メガネをしないと周りが見えないからといって、掛けっぱなしで入ると取り返しのつかないことになりかねませんので。
どうしてもメガネが必要な場合は、お風呂用のメガネがあるといいです。
新しくメガネを新調した際に、古いメガネをとっといてお風呂専用にするのがベストかと。
一度コーティングにヒビが入ると、レンズ交換するほか手立てがないので気をつけて下さい。
これ以外にも、車のダッシュボードにメガネを剥き出しのまま置いてたりすると、同じ現象が起こる可能性があります。
夏場の炎天下に車を置いておくと想像以上に気温が上がりますので注意ですね。
お子さんもメガネも置きっぱなしはダメ!
石鹸で洗う
これもタブーです。
石鹸のアルカリ性によってコーティングがはがれたり、傷が付く恐れがあります。
フレームが痛む原因にもなりかねないので注意しましょう。
上述したお風呂でそのまま洗っちゃうって方はダブルパンチですね、、
その足でサウナに行こうもんならトリプルパンチでTKOです。
やってしまいがちですが注意が必要ですね。
アルコールでお手入れ
昨今ショッピングモールや大型スーパーなどの至る所に置いてあるアルコール。
出先でちょっとメガネを綺麗にしたい時にやっちゃう方がいますが、これもNG。
特にセルロイドを使ったフレームだと、アルコールに反応して白く変色してしまうことがありますので注意が必要です。
洋服や目の粗いタオルとかでの乾拭き
これはめちゃくちゃやってる方を見ます。
眼鏡屋で働いていながら、私もメガネ拭きがない時とかやっちゃってます。。
実は、メガネレンズの傷の原因、堂々第一位がコレです!
ついついやっちゃいますが、メガネレンズには目に見えないくらい小さいホコリが付いています。
ホコリが付いている状態で乾拭きしてしまうと、傷の原因になるんですね。
「水洗いが良い!」って理由がこのホコリを落とす効果があるからなんです。
眼鏡屋おすすめ!メンテナンスアイテム!
ここまで「水洗が良い!」って言ってきましたが、当然お手入れ専用アイテムの方が格段に効果は高いです。
ここでは実際に眼鏡屋で働いてる中で評判のいいアイテム、実際使って良かったものを何点かピックアップ!
クリーニング
メガネのレンズやフレームのお掃除に特化したアイテムをご紹介!
プラクリーン
スプレータイプの専用クリーナーになります。
特徴としては帯電防止効果が付いていることです。
この帯電防止効果が付いていると、傷の原因になるホコリがそもそもレンズに付着しづらくなります。
レンズの傷は一度ついたら取れませんので、傷の原因になるホコリの付着を防ぐ意味でも非常に効果の高いアイテムになります。
汚れ落としとしての効果も、もちろんあります。
メガネのシャンプー
CMでも流れてたので見た事ある方も多いと思います。
トリガータイプで押すと柔らかい泡状のクリーナーが出てきます。
メガネ丸洗いがコンセプトになっているので、フレームごと洗えます。
メガネ全体にかけて頂いて、水で洗い流すだけの簡単洗浄。
香りがついているので、スポーツとかで汗をかいたあとなんかに最適です!
「柔軟剤変えた?」「いや、メガネメガネ!」みたいなやりとりがあるかもしれません。
トラベルレンズペーパー
こちらは持ち運びに便利なレンズクリーナー。
1箱に50枚のレンズペーパーが入っています。
1枚1枚袋詰めされているので、出先で使いたい時にも小分けで持っていけて、カバンに入れても嵩張らず非常に便利!
スマホの画面も拭けちゃいます。
超音波洗浄機
眼鏡屋には必ず置いてありますが、家庭用もあります。
超音波洗浄機はレンズやフレームのクリーニングはもちろん、ネジ周りの普段なかなかできないところまでお掃除できるのが特徴。
音波による振動で微細な汚れまで落としてくれるんですね!
メガネだけじゃなく、時計やジュエリーにも対応してます。
※水洗い可能かどうか確かめてから使用して下さい。
曇り止め
マスクが必要な花粉症の季節や、寒暖差激しい職場で働いてる方の必需品!
私も夏以外はマスクずっとしてるくらい着用してるので、曇り止めがないと支障をきたすタイプ。
メガネのくもり止め 濃密ジェル
ジェルタイプになっている曇り止め。
小指に乗るくらいの量を取ってもらい、レンズの裏表両方に塗ります。
ここがポイントで、少し時間をおくと効果が増します。
1分くらい経ったらティッシュで軽く拭き取って下さい。
全部拭き取ると効果がなくなるので注意ですw
お店で扱ってる曇り止めの中でも、かなり効果の高い商品。
フォグストップ缶
メガネ拭きタイプの曇り止め。
ここ最近、私が働く眼鏡屋ではかなり人気のある商品です。
曇り止めがあらかじめ染み込ませてあるので、メガネを拭く時の要領で簡単に効果を得られます。
約300回使用できるのでコスパが良い!持ち運びもしやすい万能アイテムです。
これ使ってます!
くもり止め&クリーナーシート
クリーナーと曇り止めを一つにした便利な商品。
1箱に20袋小分けに入ってるので、持ち運びに便利。
上記2つに比べると曇り止め効果は落ちますが、汚れ落としも一度でしたい方にはオススメ!
便利アイテム
こちらは必需品ではないけど、あったら助かる便利アイテムの紹介。
メガネ用ドライバー
急にメガネのツル部分が緩んできたり、レンズを留めてる部分が緩むことがあります。
コレを一本持っておくといざという時、眼鏡屋を探す手間が省けます。(経験あり)
キーホルダータイプなのでカバンに付けおくことができます。
小さいので邪魔にならないのも良いですね。
プラスとマイナス、縁無しメガネで使われているナット回しも備わっているので、大体のメガネはコレ一本で対応できます。
メガネのメンテナンスまとめ
いかがでしたでしょうか?
日常的にメガネを使う方は、メガネの状態一つでだいぶ生活が変わります。
私も以前、遊びに行ってる最中にメガネのレンズが外れたことがありました。
急いで近くの眼鏡屋を探したんですけど、なかなか見つからない、、
ようやく見つけた眼鏡屋さんでレンズを入れてもらって事なきを得ましたが、せっかくの休日の大半を眼鏡屋探しに費やすという、、
眼鏡屋にもかかわらず、、
正しいメンテナンス方法や、役立つアイテムを知っておいて損はないと思います。
既にメガネを使ってる方も、これから購入を検討している方にも参考になれば幸いです。
楽しいメガネライフを!
以上っ!
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