エアマックス95の発売から25周年を迎えた2020年。スニーカーヘッズ待望の復刻…!
これまで何度も復刻され、その度にファッション界隈から注目され続けている一足。
今回はエアマックス95がなぜここまで人気なのか、その理由について解説していきます。
Amazonで「エアマックス95」を見てみるエアマックス95はなぜここまで人気?
エアマックスと言えばナイキから発売されているランニングシューズ。空気が内蔵されていることを可視化した世界初のビジブルエア搭載のシューズです。
つま先やヒール部分に配置されているのがビジブルエアですね。
1987年のエアマックス1登場から8年後に発売されたのがエアマックス95です。
今回でなんと7回目の復刻…!出れば即完売となるエアマックス95の魅力を紐解いていきます。
発売当時はそこまで人気じゃなかった?
スニーカーヘッズのみならず誰もが知るスニーカーとして知られていますが、発売当時はその奇抜なデザインがそこまで受け入れられなかったようです。
当時のランニングシューズは控えめなカラーが多く、ボテッとしたデザインに蛍光色を採用したこのモデルは単純にファッションとして合わせづらかったんでしょう笑
今でこそハズシとして色味の強いスニーカーを足元に持ってくるファッションが一般的になってますが、当時はそこまで浸透してなかったのも一つの原因ですね。
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多数の有名人が着用したことで人気爆発
そんなエアマックス95ですが有名人がメディアで履いたことがきっかけとなり人気に火がつきます。
中でも強い影響力を与えたのが木村拓哉さん。
今でもそのファションに注目が集まりますが当時の勢いはものすごく、身につけたものが軒並みプレミア化…!
エアマックス95もそうですが、ゴローズのアクセサリーもすごい人気でした。
他にもテレビ番組でダウンタウンの浜田雅功さんが着用したり、CMで広末涼子さんが履いたりしてましたね。
また多くの雑誌で一斉にエアマックス95を取り上げたことも人気に拍車をかけた要因です。当時は今みたいにネットで欲しい情報がすぐ手に入る時代じゃなかったので、最新のトレンドを知るには雑誌が欠かせませんでした。
空前のアメカジブーム
人気爆発の立役者となった木村拓哉さんや浜田雅功さんがアメカジファッションを好んで着ていたこともあり、日本は空前のアメカジブーム。
今で言うところの3代目みたいな感じでコーディネートを参考にする人が続出。
浜ちゃんのコーディネートを参考にするハマダーが生まれたのもこの頃ですね。
プルオーバーのパーカーに太めのジーンズでエアマックス95は今でもアメカジの王道コーデ。
人気過熱!第一次スニーカーブーム
1990年頃から各社ハイテクスニーカーを展開していったこともあり、ストリートシーンでスニーカーの注目度が高まりました(特にハイテクスニーカー)。
特にエアマックスとポンプフューリーは街での遭遇率高し。
そんな一大ムーブメントを起こすか起こさないかのギリギリのラインをさまよっていたところに登場したのがエアマックス95!
雑誌「昭和50年男」よかった。フリーソウル、裏原ブランド、伝説のストリートファッション誌「BOON」、ハイテクスニーカーブーム・・・青春だったなぁ。 pic.twitter.com/BzYgqvfi3x
— バクラ358 (@51131063400) August 11, 2020
先ほどまでの要因が重なり完全なるスニーカーブーム到来。
その過熱ぶりはすごく、定価1万5000円くらいのエアマックス95が中古市場で10万円以上、新品未使用であれば60万なんて価格で売りに出されてたみたいです。
当時小学生だったので実物は見たことなかったんですが、テレビ番組で取り上げられてたのを見ました。
エアマックス狩りの横行
そんなえげつないプレ値がついたスニーカーを街で履いてたら注目の的。
中古であっても異常なまでの高値で取引されていたこともあり、若者が徒党を組んでエアマックス95を履いてる人から奪い取る”エアマックス狩り”が横行しました。
当時一世を風靡したバラエティ番組「電波少年」でも、松村邦克さんがエアマックス狩りと対決する企画が組まれるほど。
大ヒットマンガ「GTO」でもエアマックス狩りを描いた一コマがありましたね。
まあ…普通に人のものを盗むって犯罪ですからね。今だったらバラエティの企画でやろうなんて絶対にあり得ないですが、25年前はそんなことが起きてました…笑
とにかく色んな意味でヤバいスニーカー。それがエアマックス95!
Amazonで「エアマックス95」を見てみるエアマックス95が今なお人気な理由
エアマックス95はこれまで数多くのカラーが発売されており、そのすべてが即完売になるわけではありません。
やはりファーストカラー通称”イエローグラデ”の人気が凄まじい…。
これはエアマックス95の圧倒的な人気を実際に見ていた世代(30~40代)が、自分でスニーカーを買うことができる年齢になったことが大きな理由ですね。
それに加えてここ最近のネットの急速な進化。スニーカーの発売情報やリーク情報が簡単に見ることができ、スニーカーヘッズが欲しがるレアなスニーカーは転売屋の標的になっています。
スニーカー投資なんて言葉が生まれるほどですからね…。
エアマックス95もリセールサイトで取引されるような、いわゆるレアスニーカー。
当時を知る生粋のスニーカーヘッズ、投資目的の転売屋、新しくスニーカーにハマった人。欲しい人がこれだけいるにもかかわらず大量生産しないナイキも人気の持続を後押ししていますね!
この構図が崩れない限りは復刻されるたびに即完売という状況が続くことでしょう。
まとめ:エアマックス95は特別な一足!
海外では割とレアスニーカーきっかけで暴動が起きたり事件に発展したりすることがありますが、日本でここまでメディアに取り上げられ社会現象になったスニーカーはエアマックス95だけじゃないでしょうか。
それだけ日本人のスニーカーヘッズにとって特別な一足となっています。
今回は25周年のメモリアルということで復刻がありましたが、次の復刻は5年後の30周年ですかね…!
また復刻があったときには発売当時のワクワクするような感覚に浸りたいと思います…w
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